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変なのっ!国士無双の大将軍 韓信(3)

大将軍・韓信~最高司令官の地位との出合い。



望み通りに大将軍となった韓信(英語 Han, Shin)は、劉邦(英語訳 Liu Bang)に自分の考えた戦略を語ります。

項羽は強く、そして優しさも備えているが、それは「匹夫の勇、婦人の仁」であり、天下を制する王者にふさわしいものではない、と断じます。

項羽(英語名 Xiang Yu)の勇気は一個の戦士としての小さな勇気であり、大局を見て兵を動せるだけの戦略眼を持っていませんでした。

そのため、あちらで反乱が起きればあちらに飛びつき、こちらで反乱が起きればこちらに飛びつき、といった様子で大陸中を駆けずり回ることになります。

また、自分と仲のよい身近な相手には優しくできるのですが、能力の高い将軍たちにそれにふさわしい報奨を与えることを惜しんでおり、必ずしも陣営の統率は取れていませんでした。

一言でいえば子供っぽい人物だということになり、そのように、項羽は強くともつけいる隙があると指摘します。

そして項羽が関中の王に据えた者たちは関中の人民に恨まれており、これに対して関中で人気のある劉邦が攻めかかれば、たちまち関中を制することができるでしょう、とも指摘します。

韓信の項羽という人物と、関中の情勢に対する見立ては確かなものであり、この戦略眼の披露によって、韓信は自分の実力がその地位にふさわしいものであることを示します。

おそらくこういった内容をすでに蕭何に語っており、それゆえに蕭何は韓信を高く評価したのでしょう。

関中は巴蜀の北に位置する地域で、かつて秦がその根拠地として割拠し、天下を制する元になった重要な拠点です。

劉邦はまずこの関中の奪取を目的として挙兵し、韓信がその指揮を執ることになります。





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蕭何と出合い系良縁、彼の推薦を受ける

ここでも実績も、背景となる勢力もない韓信(英語 Han, Shin)は一兵卒として扱われ、仕事に不満を持って仲間と一緒に罪を犯し、処刑されそうになります。

そこで「天下を取ることを望むのなら、この韓信を処刑するのは間違いだぞ」などと騒ぎたて、それが劉邦(英語訳 Liu Bang)の側近・夏侯嬰(かこうえい)の目に止まり、罪を許されます。

そして治粟都尉(ちぞくとい)という軍の食料を管理する仕事につけられました。

韓信がしたいのは軍を率いて作戦を立て、敵を撃ち破る仕事であり、食料の管理ではありません。

そこで韓信は蕭何(しょうか)(英語訳 Xiao He)という劉邦からの信頼の厚い人物に出合い談じ込み、自分にふさわしい仕事を与えてくれるように求めます。

蕭何はこの無名の人物と何度も話す内に、その身に他に並ぶものがいないほどの軍才が宿っていることを悟り、高く評価します。
しかし韓信が急に高い地位につけられることはなく、やがて劉邦の陣営にも絶望した韓信は、逃亡してしまいます。

この時の劉邦は巴蜀(中国の南西部)という辺境の地に追いやられていた時期で、韓信に限らず劉邦の陣営から逃亡するものは後を絶ちませんでした。

蕭何は他の将軍たちが逃亡しても何もしませんでしたが、韓信が逃亡したと聞いた時はこれを追いかけて説得し、劉邦の元に連れ戻します。

この時に劉邦は、最も大事な家臣である蕭何までもが逃亡したのかと勘違いし、慌てます。

そして戻ってきた蕭何を詰問しますが、蕭何は「韓信だから追いかけたのです」と返答します。

「他の雑多な将軍などはいくらいなくなっても影響はありません。しかし天下を取ることを望むのであれば韓信は必要な人材です」と劉邦に説明します。

この時に「国士無双」という言葉で蕭何は韓信を評します。

そして劉邦軍の中で最も高い地位である、大将軍に韓信をつけるようにと劉邦に提案します。

劉邦は信頼する蕭何がそこまで熱心に推薦するのであれば、と受け入れ、韓信を抜擢して大将軍の地位を与えました。

いくら蕭何(英語訳 Xiao He)を信頼しているとは言え、無名の人物にいきなり軍の最高司令官の地位を与えてしまう劉邦も、やはりただ者ではありません。


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